海外の看護学生対象の講演会:がん治療の経済毒性と患者支援のあり方

2025年3月20日(木)、文部科学省・大学の世界展開力強化事業に採択されたプロジェクトの一環として、千葉大学の提携大学から訪れた看護学生を対象に、当協会代表理事・黒田が講演を行いました。

今回のプログラムでは、
シンシナティ大学看護学部(米国) 10名+引率教員2名、
アルスター大学看護・パラメディック学部(英国) 3名が参加しました。

講演では、

  • 看護師からFPへ転身した背景
  • がん治療の経済毒性(Financial Toxicity)と患者支援の必要性
  • 地域コミュニティの中でメディカルカフェを運営する意義

などをお話ししました。

また、講演後には、参加者の皆さまと意見交換を行い、

  • 米国・英国における経済毒性と医療費の現状
  • 最新の薬剤費の考え方
  • 日本における「お金の話のしづらさ」への取り組み
  • 高額療養費制度の自己負担引き上げ問題

など、国際的な視点から活発な議論が交わされました。

患者支援の在り方は国によって異なるものの、共通する課題も多く、国際的な知見を共有できた貴重な機会となりました。

関係者の皆さまに感謝申し上げるとともに、今回の学びを活かし、日本における経済面の患者支援をさらに充実させてまいります。

全国の医療従事者、FP、保険代理店、士業など、患者さんの支援に携わる方を対象に研修を行っています。