ジェネリック医薬品とは?がん治療中に知っておきたい基本
ジェネリック医薬品は「薬代を抑えられる薬」として、耳にする機会が増えました。
薬剤師から「同じ成分でお安くなりますよ」と説明を受け、切り替えを経験した方もいるかもしれません。
がん治療では、抗がん剤だけでなく、吐き気止めや痛み止め、ホルモン療法など、長期間にわたって薬を使うことも少なくありません。
1回あたりの差額は小さく見えても、数か月、数年と続くことで家計への影響を感じる方もいます。
その中で、ジェネリック医薬品は医療費を考えるうえで大切な選択肢のひとつになっています。
ただ、「本当に同じなの?」「副作用は変わらない?」「自分に合うのかな」と、不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
今回は、がん治療中の視点も含めながら、ジェネリック医薬品の基本的な考え方を整理してみたいと思います。
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ジェネリック医薬品って、どんな薬?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、最初に開発された薬(先発医薬品)の特許が切れたあとに、同じ有効成分で作られる薬のことです。
有効成分や効果・効能は基本的に同じとされており、国の承認を受けて販売されています。
では、なぜ価格が安いのでしょうか。
それは、新薬のように長い年月と多額の開発費をかける必要がないためです。
すでに有効性や安全性が確認された成分を使うことで、開発コストを抑えられる分、薬価(薬の公定価格)も低く設定されています。複数のメーカーが参入することで、さらに価格が抑えられる場合もあります。
同じ成分でも、違いを感じることがある
ジェネリック医薬品は、有効成分や効果・効能は基本的に同じとされています。
ただ、メーカーによって錠剤の大きさや形、添加物などが異なることがあります。
がん治療中は、体調の変化や副作用の影響もあり、薬に対して敏感になることも少なくありません。
そのため、「飲みやすさが違う」「なんとなく感覚が変わった」と感じる方もいます。
納得しながら治療を続けるために
令和8年6月より医療費の適正化の観点から、国としてジェネリック医薬品の使用が進められています。
(参考:厚生労働省「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について」)
病院や薬局でも、ジェネリック医薬品を優先して使用する方針をとっている場合があります。
今後は、治療の中でジェネリック医薬品を勧められる場面もさらに増えていくかもしれません。
治療中は体調や副作用への不安もあり、「自分に合うのだろうか」と迷うこともあると思います。
不安を感じること自体は、決して特別なことではありません。
気になることがあれば、遠慮せず医師や薬剤師に相談してみてください。
ジェネリック医薬品について説明を受け、考え方を理解したうえで、納得しながら治療を続けていくことが大切です。
治療と生活を「安心して続けられるか」という視点も大切なのではないでしょうか。
執筆者:松川 紀代(AFP、患者家計アドバイザー®)
監修者:黒田 ちはる(CFP®、患者家計アドバイザー®)
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