生命保険料が払えない…がん治療中でも解約しないための方法4選

50代女性

多発性骨髄腫で維持療法(皮下注射と内服)を半年前から続けていて、あと2年半は続く予定です。
時短勤務で復職できましたが、収入が減ってしまい、生命保険料の支払いが厳しくなってきました。

このようにがんの治療の影響で生活や仕事の状況が変わり、保険料の支払いがつらくなることもあります。
そんなとき、「保障がなくなってしまうのでは…」と不安になる方もいらっしゃいます。
でも、保険を守りながら負担を軽くする方法もありますので、あきらめずに一緒に考えていきましょう。

今回は、掛け捨てタイプではなく、解約すると返戻金(へんれいきん:戻ってくるお金)があるタイプの生命保険についてご説明します。

30分間で変わる、あなたの選択。
 納得できる治療と生活のために。
がん治療は、お金のことも情報戦です。
がん治療にかかる医療費や生活費、不安を減らすために制度を使ってどこまで負担を減らせるか、無料で確認できます。
高額療養費以外に使えそうな制度も一緒に確認することができます。
患者さんやご家族は無料で確認できます。

保険料の未納が続くと失効する

民間保険会社の生命保険は、就職や結婚などのきっかけで加入した人も多いのではないでしょうか。
加入した当初には契約内容もしっかり確認していたはずでも、時が経てば細かいところはあやふやになっているかもしれませんね。

民間保険の生命保険は、保険料の支払いが一定期間遅れると、失効して保障を受けられなくなってしまいます。
商品によっては復活させることもできますが、その際には、保険料をまとめて支払うことと、健康状態の告知が改めて必要になります。

実際には、患者さんの場合には復活は難しい場合がほとんどです。
そのため、保険を続けるには早めの選択がカギになります。

保険を続けるための見直し方法

保険は、保障額や保障の期間を変更したり、特約をはずしたりなど、意外と変更できることも多いのです。
自分や家族にとって大切な保障を確認し、優先順位をつけることが大切です。

保険の主な見直し方法を見ていきましょう。

〇延長保険:今の解約返戻金を元に、同じ保障額で保障期間を短くする
〇払済保険:同じ保障期間で、保障額を減らす
〇減額:契約を残しつつ、保障金額を下げて保険料を抑える
〇一部解約:契約の一部を解約して、負担を軽くする

なお、見直しをすることで、医療特約などの特約が無くなる場合があります。
入院・手術などの医療特約の保障を続けたい場合には、保険会社へしっかり確認していくことが大切です。

保険の加入年数やこれまでの積立金額によっては利用できない場合もあるので、早めに確認していくことが大事ですね。

まずは相談、そして見直しを

保険の保障内容は、契約者が保険会社に確認をします。
ホームページで確認できるのは一般的な事柄が多く、実際に契約している内容とは異なる場合もあります。
自分と家族にとってのメリットとデメリットを比較して、確実な方法を選びましょう。

複数の生命保険に加入している場合(複数社にわたる契約や、家族それぞれが複数の保険に入っているケースなど)には、保険料や保障内容を全体的に整理して、家計全体のバランスを見ながら検討していくことが大切です。

保険は無理に続けるより、家計全体を見直して「どこまで保険を残すか」という視点も大切です。
FPへの相談や、病院の相談窓口なども活用し、医療費や生活費とのバランスを考えながら、保険の見直しをしていきましょう。

執筆者:松川 紀代(AFP、一般社団法人患者家計サポート協会)

監修者:黒田 ちはる(CFP、一般社団法人患者家計サポート協会)

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がん治療にかかる医療費や生活費、不安を減らすために制度を使ってどこまで負担を減らせるか、無料で確認できます。
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