がん治療の医療費、クレジットカード払いでも医療費控除できる?
最近は、病院や薬局でもクレジットカードが使えることが増えています。
クレジットカードでの医療費の支払いは、現金を持ち歩かなくてよいことメリットのひとつです。
がん患者さんにとっては、診察時に貴重品を入れたバッグでも手元から離すこともあるので、キャッシュレスの安心感はありがたいですね。

肺がんでキイトルーダを使っています。
高額療養費があるとはいえ高額なのでクレジットカードで支払っていますが、医療費控除って使えますか?
このような疑問をお持ちの方へ、今回は医療費控除の対象年、カード払いのメリットと注意点についてわかりやすく説明しますね。
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医療費控除となるのはカード決済日?引き落とし日?
医療費控除は、医療費をクレジットカードで払った場合でも使えます。
ポイントは「医療機関でクレジットカード決済をした日」が医療費控除の対象年になることです。
たとえば、2025年12月に病院でカード払いをしたら、2025年の医療費控除の対象です。
カードの引き落とし日が2026年1月でも、2026年の医療費控除にはなりません。ここは間違えやすいので注意しましょう。
クレジットカード払いのメリット
医療費をクレジットカードで支払うメリットは下記のようなものがあります。
メリット1:現金を持ち歩かなくてよい
診察や検査で着替えることも多く、多額の現金を持ち歩くのは心配になることもあるでしょう。その点、キャッシュレスは安心につながります。
メリット.2:ATMに並ばなくてよい
現金が必要なら、ATMで引き出さなくてはなりません。しかし、クレジットカード払いの利用によって手元の現金が不要であれば、機器の使用や、ATMに並ばなくてよいので感染対策にも◎。
メリット3:予想以上の金額でも対応できる
CTやPET検査、薬の変更などにより、予想していたよりも高額な医療費になることもあります。そんな時でもクレジットカード払いであれば、あわてず支払うことが可能です。
メリット4:ポイント還元がある
ポイントはクレジットカードによって還元率が異なりますが、せっかくなら貯めておきたいですね。
1%の還元率のカードなら、10万円の医療費で1000円分還元です。
メリット5:分割払いも可能、ただし利用は計画的に
医療費の金額によっては、1回払いが負担であれば分割払いも可能です。
ただし、安易な利用は後々の負担を増大させることになりかねません。特別に高額になった入院費を2回払いで手数料なし、のような利用が堅実です。
また、リボ払い・分割払いの手数料は医療費控除の対象外です。
クレジットカード払いの注意点
一方、クレジットカード払いによる注意点もあります。
注意点1:リボ払い・分割払いの手数料部分は医療費控除の対象にならない
リボ払い・分割払いの手数料は医療費ではなく、クレジットカード会社に払う費用なので、医療費控除の対象でありません。
さらに、長期の治療になった場合には支払い残高が膨らみ、負担がかえって重くのしかかります。
注意点2:支払いは利用限度額まで
クレジットカードによっては、利用限度額が少額の場合があります。念のため、上限額の確認をして、必要であれば上限額の変更申請をするなどの対応を検討しましょう。
まとめ
クレジットカード払いは、計画的に使えば便利で安全な方法です。
医療費控除は利用日(カード決済した日)が対象年になるので、現金払いと同じです。
ただし、リボ払いは手数料がかかるのでおすすめできません。
医療費の支払い方法に悩んだら、ファイナンシャル・プランナーや相談支援センターに相談しましょう。
ひとりで悩まず、専門家に相談することも大切です。
執筆者:松川 紀代(AFP、一般社団法人患者家計サポート協会)
監修者:黒田ちはる(CFP、一般社団法人患者家計サポート協会)
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