リレー・フォー・ライフ・ジャパン2025ちば に参加しました

2025年10月25日(土)千葉県柏市の、柏の葉公園コミュニティ体育館で開催された「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2025ちば 」に参加しました。

初参加のリレー・フォー・ライフ

リレー・フォー・ライフは、がん患者さんやご家族、支援者が集い、命を讃え、がんと向き合う勇気を共有するチャリティイベントです。
柏での開催は今年で5回目。会場は体育館で、当日はあいにくの雨模様でしたが、屋内ということもあり、終日多くの方が訪れていました。

私たち患者家計サポート協会は今回が初めての参加です。
ブースでは活動の紹介を行い、来場者の方々に直接お話を伺いながら、実際の相談も行いました。
ウォークにも参加しました。開催の間、ウォークがずっと途切れずに続いている様子を見ながら、がんとともに歩む人たちの力強さを感じる時間でもありました。

主な活動を黒田から紹介

チーム紹介では、代表理事の黒田からみなさんにお伝えしました。
主な活動は・・・
1.千葉大学病院など医療機関での患者さん支援として行うファイナンシャルプランナー(FP)相談
2.全国を対象にオンラインで行うFP相談
3.患者支援に携わることができるFPの育成

そのほかにも、患者さんが安心してお金の話ができる場として「メディカルカフェ」の開催や、がんち学会(日本癌治療学会)での発表についてもお伝えしました。

メディカルカフェでは、がんとお金をテーマにしたミニセミナーや、気軽なおしゃべりの時間をとおして、参加者の方々が自分らしい生活を考えるきっかけをつくっています。

また、がんち学会などの学術的な場でも、アンケート調査の結果報告や事例発表を行い、専門家との連携にも力を入れています。
当日も、がんち学会での発表ポスターを掲示して、来場者に見ていただきました。

当日はさまざまな出会いが

当日の相談ブースでは、医療費のことだけでなく、治療による収入減や生活費のやりくりなど、患者さんが抱える経済的な負担についての声を数多く伺いました。
「医療費だけではなく、日々の生活にかかる費用も大きい」との実感は、多くの方に共通していました。がん治療とお金の問題を、もっと話しやすくしていく必要性を改めて感じました。

また、他の参加団体との交流から、今後の活動につながる出会いもありました。
支援の場を広げるためのヒントや協力の可能性など、たくさんの気づきを得た一日でした。

初参加ながら、温かい雰囲気に包まれたリレー・フォー・ライフ・ジャパンちばで、充実した時間を過ごすことができました。
これからも、患者支援FPならではの、患者さんを支える活動を続けていきたいと思います。

執筆者:松川 紀代(AFP、一般社団法人患者家計サポート協会)

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