医療・介護従事者のほかにも、社会福祉協議会などからお問い合わせいただいていますので、サポート対象者を広げています。

患者さんを取り巻く経済的な問題「経済毒性」

昨今のがん治療の進歩は喜ばしいことではありますが、高額療養費制度があったとしても継続的に支払う医療費の負担が問題となっています。

愛知県がんセンター 薬物療法部 医長の本多和典先生による「がん治療に伴う “経済毒性” の評価」(2018)、北海道大学医学研究院連携研究センター 療養・就労両立医学教室の白土博樹教授による「がん治療の経済毒性と「治療と仕事の両立支援」(2022)の論文でも経済毒性の現状や評価について述べられています。

2023年3月に開催された第20回日本臨床腫瘍学会学術集会の会長企画シンポジウム「経済毒性の現状と今後」でも、両先生は経済毒性に対しての取り組みの必要性、そして解決策としてのFPの介入について述べています。

2023年は乳癌学会や泌尿器科学会、癌治療学会でも取り上げられ、医療従事者の間でも広がりつつあります。

「学会リポート◎日本臨床腫瘍学会2023
がん治療の「経済毒性」を知っていますか?
経済的な負担は治療成績や患者・家族のQOLにも悪影響を与える」(日経メディカルOncologyリポート)

同学術集会では、「日本におけるがん治療に伴う経済毒性の実情と対応策」というテーマで前述の本多和典先生と共に、当法人の代表理事の黒田ちはるが実際にがん患者さんの家計相談を受けている立場からFPの活用の有効性について述べました。

就労世代は収入低下も大きな問題

治療と仕事の両立支援や収入を補てんする傷病手当金や障害年金などの制度を利用しても、収入低下は否めず、医療費捻出や家族を含めた生活維持に悩む患者さんや家族がいます。

練馬区がん患者等ニーズ調査の結果からも、『患者の生活における困り事で「治療と仕事との両立」を選択した割合が多く、かつ、多くが「生活費の負担増の悩み」を解決できていない点は、経済毒性の観点から着目すべき」』と自治体も注目していることがわかります。(11ページ目に記載)
練馬区がん患者等ニーズ調査の結果をお知らせします

解決策はこの3つ!

公的な制度の説明や就労支援は多くの医療機関で取り組んでいますが、家計の支援は専門性が高く、どの医療機関でも介入が難しい現状です。

医療従事者が抱える悩み

がん相談員としてどこまでお金のことを説明したら良いのか悩みます。

家計のことは専門外なので、相談できる専門の人がいれば…

どのFPに患者さんを紹介したら良いのかわからない

院内の相談支援センターにもあまり相談がありません。
うちの病院にも、困っている方はいるのかな?

どんな患者さんが悩んでいるのかわからない

「がん治療における経済毒性」という研究が進み、医療従事者の皆さんにとっても患者さんのお金の悩みに対し関心が高まってきているものの、どのように対処していけば良いのか悩ましいのではないでしょうか。

対処していくためには、まずは早期の段階で困りそうな患者さんをすくい上げる必要があります。

【重要】経済面のスクリーニング

多くの病院でがん患者さんのスクリーニングを実施しているかと思いますが、経済面に関してもスクリーニング方法があるのをご存知でしょうか。

目に見えない経済面の不安感というのは、他者からはわかりにくく発見や対処(ケア)が遅れがちです。患者さんやご家族といった当事者も「これは不安なのか」「悩むほどのことなのか」と判断が難しいものになります。

難しいからこそ評価ツールの必要性は大きく、がんと診断された患者さんはかかりつけの医療機関で速やかに行い、結果によりがん相談支援センターなどで公的制度などの相談をしてみることで、かなり多くの方の不安感が軽減されるのではと感じています。

愛知県がんセンターの本多和典医師が翻訳された日本語版のCOST質問紙が代表的ですが、この質問紙に当協会が考案した家計面のチェックシートを追加したものを、現在ご興味を持ってくださっているがん診療連携拠点病院などの医療機関で使用していただいています。

2023年7月現在、都内・千葉・東海・関西の病院と連携について話を進めています。

医療機関で取り入れてみたいというご興味をお持ちの方は、オンラインで説明を行っておりますので、お気軽にご連絡ください。

医療従事者の介入が難しい患者さんのお金の問題

がん相談支援センターが設置されていても、現状の制度の説明や就労支援で精一杯の病院を見かけます。

また相談員の人員が足りていないところもあり、患者さんに説明してあげたくても難しいという病院も見てきました。

人員が足りていて、ワンストップで患者さんのお金の悩みに対応したいと思っても難しかったので、私たちFPと協働している医療従事者もいらっしゃいます。

なぜ難しかったのかというと、主治医が治療方針を説明し、命を懸けて患者さんや家族が治療を選択するのと同じで、お金の方針というのは患者さんだけでなくそのご家族の人生をも変えてしまう内容だからです。

他にも、ある医療従事者からは「同じ制度やお金の説明でも、誰が言うかで患者さんの利益が変わってくる」とお聞きしました。

こういった問題を解決できるお金の専門家としてFP(ファイナンシャル・プランナー)がいますが、患者支援を専門にしているFPはまだ国内でも10名いないという現状です。

FPの中でも患者支援専門のFPとは?

日本FP協会ホームページ
「CFP®・AFP認定者 業種別属性データ」2022年7月現在

現在、NPO法人日本FP協会認定のAFP、CFP®資格者は全国で約18万人いますが、そのうち生活設計アドバイスを業としているのは7%です。その中に患者支援を行えるFPが含まれています。

全国的にも少ないため、対面またはオンラインで対応しています。

医療機関と共同でがん相談支援センター内でのお金の相談会についても承っています。

患者支援のFPは何が違うのか?

FPの資格勉強では、病気に関しての内容はリスク分野(がん保険や医療保険の入り方の勉強)となり、実際に病気になってからの生活設計については追加で勉強が必要です。

こういった相談が行えるFPは全国でも10名に満たないという状況であり、そのうちの3名が当法人在籍です。

患者支援専門のFPとの協働の第一歩としてサポートを活用

まずはお気軽にFPを活用してみてください。全員患者さんや医療機関の状況を理解し、守秘義務は守り、倫理面も配慮できる相談員が所属しています。(メンバー紹介

よくある質問

どんなことが聞けますか?サポートしてくれますか?

治療しながらのお金の悩みとして多い、「限られた収入の範囲内での家計のやりくり」「利用できそうな制度の情報」です。

家計とは、住宅ローンや教育費、生命保険、カードローンや自動車ローンの返済、相続など生活にまつわるお金のことが多いです。アドバンス・ケア・プランニングを考えていくうえでもお金のことは切っても切れない重要なことでもありますので、お力になれるかと思います。

制度に関しては、主に医療ソーシャルワーカーが不足している在宅診療の場や医療機関などのサポート的な役割を担います。

制度は特殊なので、患者さんの相談経験の豊富なFPから補足説明などで利用される方法もあります。
こういった内容は可能か?という確認も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

オンラインなので、全国対応です。

患者さんの対象はありますか?

今年度はがん患者さんとその家族を対象としています。検査の段階の不安な時期から終末期、遺族のケアまで可能です。

来年度以降はFPの人員により、また他疾患の対応準備が整ってきた段階で難病や慢性疾患なども検討しています。
しかしながら、現在どうしてもサポートが必要!という方がいましたら個別にご相談ください。最大限お力になれるよう尽力します。

なぜ無料なのですか?

理由は3つあります。1つはFPをもっと多くの医療従事者の皆さんに知っていただきたい。

2つ目は医療従事者の方がお金の悩み解決について知っていただくことで全国の多くの患者さんが「悩む前にキャッチ(スクリーニング)でき、救えるから」です。

3つ目は来年度は助成金での事業を考えている(今年度はボランティアですが)ためです。

サポートが無償で運営できているのも、個人有志の方、団体・企業様からの協賛・寄付金のおかげです。皆さま、取り組みへご理解とご支援をありがとうございます。

質問できないことはありますか?

制度やお金の情報や選択肢の選び方についてはお伝えできるのですが、それが利用できるかどうかは審査する機関になりますので、ご理解いただけますと幸いです。例えば、「傷病手当金や障害年金はこういう方は受給できますか?」「どうすれば保険の給付金が下りますか?」は立場上難しいですが、今までの相談経験から参考となるお話は可能かと思います。

どのように申し込めばよいですか?

完全予約制ですので、下記フォームからご予約をお願いいたします。

多くの医療機関に利用いただきたいので、1医療機関につき1回/月となります。30分間ありますので、まずはお試しに日頃気になっている制度やお金のことについてご質問してください。

注)多くの医療・介護従事者など支援者にご利用いただけるよう、初回のお申込みの方を優先させていただく可能性があります。ご了承ください。

サポートの形式は3つ

サポートは3つの形があります。状況によりお選びください。

1医療従事者の方のための質問タイム

「患者さんや家族からこのようなお金の悩みを言われたけれど、どうしたら良いか?」

30分間の間でしたら、いくつもの質問にお答え可能です。

2.患者さんとの三者面談形式

直接患者さんやご家族から伺ってのアドバイスをご希望でしたら、三者面談のような形でも可能です。

FPアドバイス後のフォローが必要な患者さんやご家族で、

医療従事者の方の同席が望ましい場合に適しています。

患者支援のFPが訪問し、病院の相談室で患者さん向けの無料相談会も行っていますので、ご興味のある方はお気軽にお声がけください。

3.患者さんやご家族に直接当法人のサポートを受けていただく

「紹介できるFPはいませんか?」から生まれた形式です。

3者面談形式するほど医療従事者の人員が足りていない場合や、直接FPとやり取りしてもらった方が良い場合には患者さんやご家族にご紹介ください。患者さん用「困らないための制度&お金の確認サポート」を受けていただくことが可能です。(患者さんは有料にてサポートを受けられます)

医療従事者のためのサポートを受けるまでの流れ

1.お申込み
予約カレンダーより「名前(医療機関や所属名、担当者のお名前)、連絡先、聞きたい内容」を入力の上、お申込みください。
2.予約確定
予約確定メールが届きます。Zoom のURLをご確認ください。
3.サポート当日
通信環境の整った場所でご参加ください。
5.終了後アンケート
今後のサポート向上のため、アンケートにご協力いただけますと幸いです。

開催日とお申込みフォーム

送信されましたら、予約確定メールが届きます。

先着順となりますこと、ご了承ください。

下のカレンダーから相談可能日をクリックし、申込みフォームを入力して送信してください。

日付の下の赤丸の数字が残っているサポート枠です。0のところは満席です。
先着順の予約制です。

「戻る」を押すとカレンダーに戻ります。

フォーム送信後に自動返信メールが届きます。ご確認ください。

AJAX通信に失敗したか、nonceの検証に失敗しました。 このエラーが繰り返し発生する場合は、セキュリティ関連のプラグインによってアクセスがブロックされている可能性があります。 「公開ページでのAJAX通信のURLを選択」と「公開ページでのAJAX通信でNonceの値の検証で使う関数を選択」の値の変更をBooking Package > 一般設定で行ってください。

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