患者支援研修中級編の1日目が終了しました

11/12(日)、患者家計サポート協会が主催する患者支援研修の中級編1日目が終了しました。

この中級編では、患者支援を行えるFPを育成することを目的に、初級編を修了したAFP、CFP資格取得者を対象に開催しています。

当協会が作成したテキストを中心に2日間(5時間×2日)のプログラムです。

1日目は制度について学びました。

  • 高額療養費制度の付加給付で注意しなければいけないケース、退職時の注意点
  • 傷病手当金の申請時に困ることや退職時や再発転移の際トラブルを起こさないための説明法
  • 障害年金申請の最新データや難しいケース、社会保険労務士との連携、FPとしての関わり方
  • トラブルを起こさないための失業給付の説明法
  • 介護保険や社会福祉協議会の貸付制度、生活保護の実際
  • 退職時の乳がん患者の事例を基にグループワーク
  • 日本FP協会で行っている金融コンシェルジュについての意見交換
  • 小テスト

感想の一部をご紹介

  • 様々な社会保障制度について改めて学習することができました。このような制度も「がん患者さん目線」で制度を見てみると、活用できる点、見落とされている点などが整理できて勉強になりました。実際に「がん患者さん」の実務相談にのれるよう、さらに精進したいと思います。2日目の研修も頑張ります!
  • 仕事の関係上「病気になって働けなくなったらどうする?」の事前対策ばかりなので、今困っている人のヒアリングの難しさ、出来ることの少なさを感じた。だからこそお役にたてるのかな。
  • 制度がごちゃごちゃになる時があるので復習できてよかった。もっと継続的に勉強が必要であると感じた。
  • 今日はありがとうございました。実際の事例を交えながらの内容で、とてもわかりやすかったのと、まだまだ知らないことがたくさんあり、知識だけでなく現場での経験も大切だと感じました。
  • グループワークにて、事例形式でどのようなアドバイスができるか考えた時に、幅広い知識と社会保険制度だけでない分野のこともわかっていないといけないなと改めて感じました。
  • 収入が足りなくなりそうなので~のところで安易に患者さんの意志を尊重すると逆に患者さんのためにならなくなってしまうので気を付けないといけないなと思いました。

講師より

患者さんからの相談を受けるにあたり、知識も大事ですが、当協会では患者さんやご家族の今後の生活を左右するアドバイスを担うお金の専門家としての倫理観を大事にしています。

グループワークや小テストでは、倫理観を問う内容を盛り込み、命、生活、お金の意味についても全員で考える機会になったと思います。

今回、医療者と保険代理店と半々の人数だったので、グループワークでは職種ごとに分けてみたところ、同じFP資格者でもバックグラウンドによって事例の捉え方も変わり、(いい意味で。大元は一緒ですが)面白かったです。
まだまだ少ない患者支援のFPですが、これから色んな視点で患者支援の輪が広がると良いなと考えています。

次回2日目は家計管理です。

私たちと一緒にがん治療のお金について学びを深めていただける患者支援に携わる方を随時募集しています。

初級編の研修はFP資格の有無は問いません。
説明会を行っていますので、お気軽にご参加ください。

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